2021/2/18に発表された、2021年第1四半期の決算資料はこちらです。
Q1の結果は以下の通りでした。
売上高:$5.16 billion vs コンセンサス予想:$4.97 billion ⇒ Beat
EPS:$1.39 vs コンセンサス予想:$1.27 ⇒ Beat
ガイダンスは以下の通りでした。
Q2
売上高:$5.39 billion vs コンセンサス予想:$4.92 billion ⇒ Beat
EPS:$1.44-$1.56 vs コンセンサス予想:$1.26 ⇒ Beat
アプライド・マテリアルズの決算は、コンセンサス予想を上回る良い決算でした。
半導体製造装置においてトップシェアを誇るアプライド・マテリアルズですが、ガイダンスが予想を大きく上回っており、今後の半導体業界全体の活況が予想されます。
Memo
アプライド・マテリアルについて
アプライドマテリアルズは世界最大の半導体製造装置メーカーです。前工程装置の重要企業であり、前工程の重要装置、プラズマCVD(ウェハ表面にプラズマを使って成膜する。市場シェア53%)、スパッタリング装置(金属をイオン化してウェハ表面に成膜する。同推定約70%)、CMP装置(化学機械研磨。ウェハ表面を平滑化する。同推定約50%)などで過半数の市場シェアを維持しています。
トウシル 「外国半導体関連銘柄レポート:アプライドマテリアルズ(世界最大の半導体製造装置メーカー)、シノプシス(半導体回路設計用ソフトウェアの最大手)」より
Q1 ハイライト
- 売上高:51.6 億ドル(前年比+24%)
- グロスマージン(粗利率):45.9%
- 営業マージン(営利率):29.0%
- 純利益:12.8 億ドル(前年比+42%)
- EPS:1.39 ドル
- 営業キャッシュフロー:14.2 億ドル
- 営業CFマージン:27.5%
製品別売上高
- 半導体製造装置:35.5 億ドル(前年比+26%)
- 過去最高売上
- 営業マージン:36%
- グローバルサービス:11.6 億ドル(前年比+16%)
- 過去最高売上
- 営業マージン:29%
- ディスプレイ・周辺市場:4.1 億ドル(前年比+24%)
- 営業マージン:18%
ガイダンス
Q2
- 売上高:~53.9 (±0.2) 億ドル
- 半導体製造装置:~38.5 億ドル
- グローバルサービス:~11.4 億ドル
- ディスプレイ・周辺市場:~3.7 億ドル
- EPS:~1.50 (±0.06)ドル
- グロスマージン:~47%
- 設備投資等:8.9 億ドル