【米国株】決算発表まとめ(2020/10~2020/12)-Part2

決算レビュー

2020年10月下旬~2020年12月上旬の間に発表された決算の結果をまとめました。
コンセンサス予想データはすべて Yahoo Finance から取得しています。

JFrog ($FROG) Q3 FY2020

参考資料:JFrog Q3 2020 Results

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$38.90 million vs コンセンサス予想:$37.87 million
EPS:$0.05 vs コンセンサス予想:$0.00

ガイダンスは以下の通りでした。

Q4
売上高:$40.9-$41.9 million vs コンセンサス予想:$40.52 million
EPS:$0.00-$0.02 vs コンセンサス予想:$0.00

Full-year
売上高:$149-$150 million vs コンセンサス予想:$147.41 million
EPS:$0.11-$0.13 vs コンセンサス予想:$0.07

JFrog の決算は良かったです。
IPO 後、初の決算でしたが、無事クリアできました。

しかし、じっちゃま曰く、IPOの時と今回のカンファレンスコールで(別会社?)と思ってします程、印象が良くなかったとのこと。

Pluralsight ($PS) Q3 FY2020

参考資料:Pluralsight Q3 2020 Results

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$99.5 million vs コンセンサス予想:$95.45 million
EPS:$0.00 vs コンセンサス予想:($0.06)

ガイダンスは以下の通りでした。

Full-year
売上高:$387-$390 million vs コンセンサス予想:$382.7 million
EPS:$0.12-$0.14 vs コンセンサス予想:($0.23)

Pluralsight の決算は良かったです。

Square ($SQ) Q3 FY2020

参考資料:Square Q3 2020 Shareholder Letter

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$3.03 billion vs コンセンサス予想:$2.07 billion
EPS:$0.34 vs コンセンサス予想:$0.16

Square の決算は良かったです。

Square は Cash App が好調で、1日あたりの平均アプリ利用者数が前年同期比で、ほぼ2倍になっています。
これはアプリ内で Bitcoin を取り扱えること、また、このアプリで米国経済刺激策 CARES Act の給付金を受け取れたことがプラス要因でした。

決済ビジネスの方はオンライン決済は好調ですが、オフライン決済は、コロナの影響で街中での買い物が激減したため苦しんでいます。

アメリカの追加刺激策が現状決まっていないため、次の決算では、Cash App の利用者数減少に伴い、売上が減るかもしれません。
また、ワクチン承認後は、オンライン決済が減少し、逆にオフライン決済が上昇することで、相殺することが予想できます。

BigCommerce ($BIGC) Q3 FY2020

参考資料:BigCommerce Q3 2020 Financial Results

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$39.7 million vs コンセンサス予想:$36.31 million
EPS:($0.16) vs コンセンサス予想:($0.29)

ガイダンスは以下の通りでした。

Q4
売上高:$38.3-$38.7 million vs コンセンサス予想:$37.39 million
EPS:($0.20) vs コンセンサス予想:($0.14)

Full-year
売上高:$147.5-$147.9 million vs コンセンサス予想:$143.22 million
EPS:($0.61)-($0.60) vs コンセンサス予想:($0.97)

BigCommerce の決算は良かったですが、Q4のガイダンスが良くなかったです。

グロース株は、ガイダンスまですべてコンセンサス予想を上回る必要があります。
一つでもミスすれば、「売り」ですね。

ちなみに、BigCommerce は、FB のEコマース事業のパートナーの1つに採用されています。

Zoominfo ($ZI) Q3 FY2020

参考資料:Zoominfo Q3 2020 Financial Results

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$123.4 million vs コンセンサス予想:$117.39 million
EPS:$0.11 vs コンセンサス予想:$0.09

ガイダンスは以下の通りでした。

Q4
売上高:$129-$131 million vs コンセンサス予想:$122.57 million
EPS:$0.09-$0.10 vs コンセンサス予想:$0.09

Full-year
売上高:$465-$467 million vs コンセンサス予想:$454.03 million
EPS:$0.31-$0.32 vs コンセンサス予想:$0.30

Zoominfo の決算は良かったです。
IPO 後、2回続けて決算をクリアできました。

公募増資がありましたが、株価が大きく崩れることなくキープできているので、また上昇していくでしょう。

Plug Power ($PLUG) Q3 FY2020

参考資料:Plug Power Q3 2020 Investor Letter

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$106.99 million vs コンセンサス予想:$109.21 million
EPS:($0.11) vs コンセンサス予想:($0.07)

Plug Power の決算は良くなかったです。

しかし、EUの共同債の1/3がクリーンエネルギーに投資されること、コロナ第3波でEUが追加経済刺激策を出すのではないかという期待から株価が上昇していました。

また、バイデンが大統領選挙に勝ったことで、アメリカでもクリーンエネルギーへの投資が進むのではないかという期待もありますね。
ただ米国議会はねじれで、上院は共和党が過半数を占めているため、法案が簡単には通らないことが想定されます。

Royalty Pharma ($RPRX) Q3 FY2020

参考資料:Royalty Pharma Q3 2020 Financial Results

Q3の結果は以下の通りでした。

ACR:$472 million vs コンセンサス予想:$453.57 million
ACF per share:$0.65 vs コンセンサス予想:$0.59

*ACR (Adjusted Cash Receipts):一般的な企業の売上高に該当 , ACF (Adjusted Cash Flow): 一般的な企業の純利益に該当

Royalty Pharma の決算は良かったです。

11/2には遺伝性疾患である嚢胞性線維症(CF)の治療薬、12/7には遺伝性血管性浮腫の治療薬のロイヤルティーを取得しています。
着々とロイヤルティー収入を増やしていってますね。

GoodRx ($GDRX) Q3 FY2020

参考資料:GoodRx Q3 2020 Shareholder Letter

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$140.5 million vs コンセンサス予想:$135.06 million
EPS:$0.09 vs コンセンサス予想:$0.09

ガイダンスは以下の通りでした。

Q4
売上高:$148 million vs コンセンサス予想:$144.01 million

Full-year
売上高:$545 million vs コンセンサス予想:$535.84 million

GoodRx は何とか決算をクリアできました。

じっちゃまによると、コロナ第3波の影響で薬局に行く人は激減しており、次の決算は苦しいでしょうとのことです。
しかし、長期で見ればとても魅力的な銘柄の一つです。

Disney ($DIS) Q4 & Full-year FY2020

参考資料:Disney Earnings Report / Disney Investor Day 2020

Q4の結果は以下の通りでした。

売上高:$14.71 billion vs コンセンサス予想:$14.38 billion
EPS:($0.20) vs コンセンサス予想:($0.71)

Full-year の結果は以下の通りでした。

売上高:$65.39 billion vs コンセンサス予想:$65.02 billion
EPS:$2.02 vs コンセンサス予想:$1.59

Disney の決算は良かったです。

コロナの影響でディズニーランドやクルーズの経営は厳しいです。
逆にスポーツ観戦をテレビでする人が増えたことで、ケーブルテレビESPNの売上が伸びました。

また、Disney+の会員数は順調に増え、12/10に行われた Investor Day では、8,680万人に達したことが発表されました。
当初の会社予想では、2024年までに6,000-9,000万人としていたので、これを大きく上回りました。

先に Netflix という大きな存在があったおかげで、ストリーミング配信の良さが認知されており、Disney+の普及は早かったですね。

Unity ($U) Q3 FY2020

参考資料:Unity Q3 2020 Financial Results

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$200.8 million vs コンセンサス予想:$186.87 million
EPS:$0.09 vs コンセンサス予想:($0.15)

ガイダンスは以下の通りでした。

Q4
売上高:$200-$204 million vs コンセンサス予想:$196.06 million
EPS:($0.12)-($0.11) vs コンセンサス予想:($0.16)

Full-year
売上高:$752-$756 million vs コンセンサス予想:$738.34 million
EPS:($0.22)-($0.21) vs コンセンサス予想:($0.46)

Unity の決算は良かったです。

IPO 後、初の決算でしたが、無事クリアできました。
株価はうなぎのぼりで、12/11の終値が 152.50 と上場初値(68.35)から2倍ほどになっています。

Berkeley Lights ($BLI) Q3 FY2020

参考資料:Berkeley Lights Q3 2020 Financial Results

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$18.2 million vs コンセンサス予想:$15.29 million
EPS:($0.16) vs コンセンサス予想:($0.19)

Berkeley Lights の決算は良かったです。
公募増資もありましたが、株価が大きく崩れることなくキープできたため、買い需要がしっかりとあるということがわかりました。

しかし、じっちゃまが前回の決算の時に、CEOが投資家を舐めていると言っていたのが気がかりではあります。

NVIDIA ($NVDA) Q3 FY2021

参考資料:NVIDIA Q3 2021 Financial Results

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$4.73 billion vs コンセンサス予想:$4.41 billion
EPS:$2.91 vs コンセンサス予想:$2.57

ガイダンスは以下の通りでした。

Q4
売上高:$4.8 billion vs コンセンサス予想:$4.42 billion
EPS:$2.76 vs コンセンサス予想:$2.54

NVIDIA の決算は良かったです。

NVIDIA といえばゲームのイメージが強かったですが、近年データセンター向けGPUが好調で、ゲームと肩を並べるほど成長しました。
さらに、ARM 買収により、CPUも手に入れました。

2019年は苦しんだ NVIDIA でしたが、今は絶好調ですね。

Workday ($WDAY) Q3 FY2021

参考資料:Workday Q3 2021 Financial Results

Q3の結果は以下の通りでした。

売上高:$1.11 billion vs コンセンサス予想:$1.09 billion
EPS:$0.86 vs コンセンサス予想:$0.67

Workday の決算は良かったです。