【決算】ロク($ROKU)Q4/2020

決算レビュー

2021/2/18に発表された、2020年第4四半期の決算資料はこちらからどうぞ。

Q4の結果は以下の通りでした。

売上高:$649.9 million vs コンセンサス予想:$613.1 million ⇒ Beat
EPS:$0.49 vs コンセンサス予想:$ (0.05) ⇒ Beat

Full year の結果は以下の通りでした。

売上高:$1.78 billion vs コンセンサス予想:$1.74 billion ⇒ Beat
EPS:$ (0.14) vs コンセンサス予想:$ (0.74) ⇒ Beat

ガイダンスは以下の通りでした。

Q1/FY 2021
売上高:$478-$493 million vs コンセンサス予想:$460.4 million ⇒ Beat

Roku の決算は、コンセンサス予想を全て上回る良い決算でした。

Memo

Roku について

Roku はTVストリーミングプラットフォームを提供しています。
TVでNetflixやDisney+などの動画ストリーミングを観られるサービスです。
AmazonのFire stick をイメージしてもらえればよいと思います。

Roku 公式HPより

Roku は種々の動画ストリーミングサービスを観られるようにするだけでなく、自社制作のチャンネル(Roku Channel)も配信しています。

決算発表資料より

Roku の考える将来では、すべてのTVはストリーミング配信されるようになります。
つまり、ケーブルテレビは衰退していき、テレビ広告の在り方も変わっていきます。

今、テレビ視聴者の高齢化が進んでおり、若者は動画ストリーミングを観ています。
そのため、昔のテレビ広告よりも、このようなTVストリーミングサービスに広告を出稿した方がより効果的というわけです。

Roku は広告出稿者に対するプラットフォーム(DSP)、『OneView Ad Platform』も提供しています。
コロナによる外出規制により、Roku のビデオ広告のインプレッションは去年の2倍に増えています。

Q4

  • 売上高:6.5 億ドル(前年比+58%)
  • 粗利:3.1 億ドル(前年比+89%)
    • グロスマージン:47%
  • EBITDA:1.1 億ドル(前年比+650%)
    • EBITDAマージン:17.5%
  • 純利益:0.67 億ドル
  • EPS:0.49 ドル

Full year

  • 売上高:17.8 億ドル(前年比+58%)
  • 粗利:8.1 億ドル(前年比+63%)
    • グロスマージン:45%
  • EBITDA:1.5億ドル(前年比+319%)
    • EBITDAマージン:8.4%
  • 純利益:(0.18) 億ドル
  • EPS:(0.14) ドル

セグメント別(Q4)

  • 売上高
    • プラットフォーム:4.7 億ドル(前年比+81%)
    • プレイヤー:1.8 億ドル(前年比+18%)
  • グロスマージン
    • プラットフォーム:63.8%
    • プレイヤー:2.6%

KPI (Q4)

  • アクティブアカウント:5,120万(前年比+39%)
  • 視聴時間:170 億時間(前年比+55%)
  • ARPU(1ユーザーあたりの平均売上高):28.76 ドル(前年比+24%)

ガイダンス

  • Q1/2021
    • 売上高:4.78~4.93 億ドル
    • 粗利:2.34~2.41 億ドル
    • 純利益:(0.23)~(0.16) 億ドル
    • EBITDA:0.27~0.34 億ドル