(2021/2/17)
広瀬さんが懸念として挙げられていたことを最後に追記しました。
2021/2/4に発表された、2020年第4四半期の決算資料はこちらです。
Q4の結果は以下の通りでした。
売上高:$220 million vs コンセンサス予想:$204 million ⇒Beat
EPS:$ (0.1) vs コンセンサス予想:$ (0.14) ⇒Beat
Full year の結果は以下の通りでした。
売上高:$772 million vs コンセンサス予想:$758 million ⇒Beat
EPS:$ (0.39) vs コンセンサス予想:$ (0.37) ⇒Missed
ガイダンスは以下の通りでした。
Q1/2021
売上高:$210-$220 million vs コンセンサス予想:$214.7 million ⇒Beat
Full year 2021
売上高:$950-$970 million vs コンセンサス予想:$956 million ⇒Beat
Unity の決算は、コンセンサス予想をクリアする良い決算でした。
2020年通期のEPSが若干下回っていますが、通期の結果はそこまで重要ではありません。
四半期の結果が重要です。
(前四半期のミスが通期の結果に響くこともあります。その場合でも次の四半期で挽回できれば良い会社と判断できます。そのため、基本的には四半期の決算結果を重視します。)
前回の決算はこちらの記事にまとめています(↓)
Memo
Q4
ハイライト
- 売上高:2.2億ドル(前年比+39%)
- 営業損失:-0.2億ドル
- EPS:-0.1ドル
セグメント別売上高
- 映像制作ソリューション:0.67億ドル(前年比+39%)
- 販売ソリューション:1.34億ドル(前年比+55%)
- 戦略的提携、その他:0.19億ドル(前年比-19%)
KPI
- 年間売上高が10万ドル以上の顧客数:793(前年同期:600)
⇒要するに、大企業をどれぐらい獲得できたか - DBNER:138%(前年同期:133%)
⇒要するに、同一顧客からの売上が1年間でどれだけ変化したか
Full Year
ハイライト
- 売上高:7.7億ドル(前年比+43%)
- 営業損失:-0.5億ドル
- EPS:-0.39ドル
セグメント別売上高
- 映像制作ソリューション:2.3億ドル(前年比+37%)
- 販売ソリューション:4.7億ドル(前年比+61%)
- 戦略的提携、その他:0.7億ドル(前年比-12%)
ガイダンス
Q1/2021
- 売上高:2.1~2.2億ドル(前年比+26~32%)
- 営業損失:(0.3)~(0.4)億ドル
- 営業マージン:(14)~(19)%
Full Year 2021
- 売上高:9.5~9.7億ドル(前年比+23~26%)
- 営業損失:(0.9)~(1.05)億ドル
- 営業マージン:(9)~(11)%
懸念点 by 広瀬さん
広瀬さんこと、じっちゃまが『ZAi オンライン』の記事で懸念点を挙げらていたので、追記しておきます。
- Non-GAAP 営業マージンが第3四半期より悪化したこと(-4%→-9%)
- DBNERが初めて低下(144%→138%)
(ちなみに、138%というのは非常に高い数字です) - AppleがiOS 14からプライバシー強化したこと
(ユニティは広告収入(販売ソリューション)の割合が高いため )
詳細については、広瀬さんの記事をご参照ください。(→こちらからどうぞ)